30人いる!

78 名前:30人いる! その39 sage 投稿日:2007/08/15(水) 22:29:30 ID:???
第4章 笹原恵子の合宿

国松「岸野君、このビデオカメラってデジタルだよね?」
岸野「そうだよ。買った時で発売から3年ぐらいだから、当時としては新型の部類に入ると思うよ」
日垣「買ったのが3年前だから、6年前発売の品か。それにしちゃでか過ぎるんじゃ…」
岸野「そうか?昔、親戚の叔父さんがVHSのビデオのカメラ持ってたの見たことあるけど、あれに比べりゃかなりコンパクトになってるぞ」
国松「VHSって…」
日垣「そりゃあれは、カメラと別に小さいビデオデッキがある代物だからな…」
一同がカメラの大きさを話題にする中、別な観点から食い付いた者が居た。
「AG-DVX100じゃねえか、それ!」
大声を上げたのは浅田だった。
何時に無く目が輝いている。
国松「浅田君、知ってるの?」
浅田「有名な名機だからね、プロ仕様として」
一同「ぷろしよう?」
浅田「そう。こいつはね、テレビ局とか小さい映画会社とかで広く使われている、業務用の高級品さ」
豪田「よく知ってるわね」
沢田「その割には反応が遅かったような」
浅田「まさかこんなもんが出て来るとは思わなかったから、一瞬頭ん中真っ白になって固まってたんだよ」
岸野「そんな凄いカメラだったんだ、これ。親父も物好きだなあ」
浅田「物好きってレベルじゃないと思うよ。家庭用にこんな高いの買っちゃうんだから」



79 名前:30人いる! その40 sage 投稿日:2007/08/15(水) 22:33:38 ID:???
岸野「そう言や確かにこれ買った時、親父怒られてたな、お袋に」
台場「あの、高いってどれぐらいなの?」
浅田「発売が2000年なんだけど、当時で40万から50万はしたと思うよ」
一同「50万?!」
浅田「中古でいいから買いたいと思って、前に値段調べたことがあるんだ。中古でも14万から18万ぐらいはしたよ」
値段を聞いて会員たちのビデオカメラを見る目が変わった。
容器を触っただけで感染しかねない病原菌というか、ショックを与えると爆発するニトログリセリンというか、とにかく危険物を見る目だ。
だから自然と腰が引け、岸野とビデオカメラから微妙に間合いを遠ざけた。
そんな中、ただ1人浅田だけが岸野に向かって前進し、ビデオカメラを掴んだ。
「なあ、こいつは俺に任せてくれないか?頼むよ!」
堅いマジ顔で迫る浅田に対し、岸野はあっさり答えた。
「いいよ」
「うっしゃ〜!」
普段冷静で斜に構えたような態度のことが多く、ツッコミ役の時ぐらいしか感情を露にすることのない浅田が雄叫びを上げたので、驚く会員一同。
豪田「えらく嬉しそうね、浅田君」
巴「あんな熱い浅田君、初めて見た」
神田「浅田君、そんなにそのカメラ好きなの?」
浅田「好きっつーか、憧れてたんだよ。俺将来は映像系の仕事やりたいからさ」
神田「それじゃあ何で椎応に入ったの?」
浅田「入試の頃になって目覚めたんだよ。勉強しないで映画ばっか見てたから」
一同『よくそれで受かったな。浅田君、案外賢いのかも…』


80 名前:30人いる! その41 sage 投稿日:2007/08/15(水) 22:36:47 ID:???
沢田「うちの大学、映研あったと思うけど、何で現視研に入ったの?」
浅田「行ってみたけど、あそこは見る方中心で、作る方はここ数年作ってない開店休業状態だったからやめたんだ」
沢田「それで現視研に?」
浅田「まあ撮影対象としてコスプレにも興味あったしね。だから将来のことは別口でやればいいと思って独学で勉強してたんだけど、まさかここでこいつに出会えるとはな」
浅田は愛しげにビデオカメラを撫でた。
豪田「うわー浅田君、目に狂気の光が…」
巴「て言うか、ありゃ狩る者の目だよ」

日垣「それにしても贅沢な話だね。8ミリで撮った映像がメインで、そんな高級なビデオカメラで撮った映像がサブだなんて」
荻上「まあ確かに保険とは言え、ある意味無駄使いね」
スー「押忍!お言葉ですがセンセイオギウエ、それは違うであります!」
荻上「と言うと?」
スー「押忍!映画とは無駄使いの土台の上に成り立つ、総合芸術だからであります!」
一同「そうなの?」
アンジェラ「スーの言う通りあるよ。古来より映画ってものには、無駄な金が使われてきたあるね」



81 名前:30人いる! その42 sage 投稿日:2007/08/15(水) 22:39:47 ID:???
荻上「例えば?」
アンジェラ「例えば…みんな、ギネス公認の制作費世界一の映画って何だと思うあるか?」
国松「うーんと…『インディペンデンス・デイ』かな?」
沢田『『ウォーターワールド』じゃなかったっけ?」
アンジェラ「確かに両方とも、公開当時はナンバーワンだったあるね。でもインフレを考慮すれば、おそらく今でも世界一は『クレオパトラ』あるね」
一同「くれおぱとら?」
アンジェラ「そう、『クレオパトラ』。制作費は当時の金額でざっと3000万ドルあるね」
「さんぜんまんどる?!」
台場が大声を上げた。
台場「アンジェラ、『クレオパトラ』って何時の映画?」
アンジェラ「確か60年頃(正確には62年)あるね」
サーっという血の気が引く音が聞こえそうなぐらい、一気に台場は青ざめた。
荻上「どうしたの、台場さん?」
台場「あの当時の3000万ドルって、今の3億ドルぐらいはあります。つまり今の日本円に換算すれば、ざっと300億円ぐらいです」
一同「さんびゃくおくえん?!」
(参考)
2007年現在では「スパイダーマン3」の方が上かも知れない。
(制作費3億ドル、日本円で約357億円)



82 名前:30人いる! その43 sage 投稿日:2007/08/15(水) 22:43:13 ID:???
アンジェラ「でもその金額以上に問題なのは、本来制作に必要だったのが、当初の予算通りだとすれば300万ドルぐらいってことあるよ」
荻上「と言うことは、全制作費の9割ぐらいは無駄金ってことなの?」
国松「何でそんなに無駄使いしたの?」
アンジェラの説明によれば、次のような理由が複合的に招いた事態ということだった。
・2度に渡る撮影スタジオの変更
・ヒロインのエリザベス・テーラーが病気でダウン
・シナリオの完成を待たずに撮影開始
・監督の途中降板
・それらの理由によるスケジュール変更の為、ヒロイン以外全員途中降板
・それに伴なって撮っていたフィルムの殆どが没
・エリザベス・テーラーがロマンス発覚&パパラッチ出没でスタジオ入り拒否
アンジェラ「とまあこんな具合に、映画というものは多くの無駄の上に成り立っているあるね」

国松「でもやっぱり、無駄使いは良くないわね」
国松はこのひと言で、アンジェラが長々と述べた映画論を一蹴した。
日本の特撮の歴史は、ある意味倹約の歴史でもある。
特撮の技術は、戦時中の戦意高揚映画の戦闘シーンを作ることで発達してきた。
本物使って撮影したらいくらかかるか分からない、戦闘シーンをミニチュアで再現して安く仕上げる、そういう発想から日本の特撮は始まっている。
その遺志を引き継ごうとする国松にも、当然そういうコスト意識があった。
映画を作る為なら金をいくらかけてもいい、そういうアメリカ的な映画制作観とは対極的な考え方である。



83 名前:30人いる! その44 sage 投稿日:2007/08/15(水) 22:48:45 ID:???
「安心しなさい。無駄にはならないわよ」
そう声をかけたのは台場だった。
国松「どういうこと?」
台場「せっかく8ミリとビデオの2種類の素材があるんだから、最大限に使うわよ」
荻上「使うって?」
台場「何も学祭1回きりの使用で終わらせることもないと思うんです。作品の出来次第では、学祭とは別の上映会とかコンクールとかにも出してみたらどうかと思うんです」
絶句する一同。
台場「それに8ミリとビデオの2種類素材があれば、それだけ参加出来るイベントも増えますし、ビデオも撮ってあれば、撮影途中でプロモーションビデオ作れますし」
荻上「プロモーションビデオ?」
台場「スポンサーの新規開拓に使うんですよ」
国松「まだ集める気なんだ、スポンサー…」
台場「予告編としても使えますし、それにサンライズと交渉してDVD化して販売したいですから、そん時のプレゼン用にも使えますし」
荻上「ちょっと台場さん、いくら何でもそれは大風呂敷広げ過ぎじゃ…」
台場「何を弱気なこと仰ってるんです!自分の金じゃないとは言え、それなりの金つぎ込んで何か作って、それを金取って客に見せるんですよ、それぐらいの気でやらないと!」
豪田「うわー何か晴海も、目に狂気の光が…」
沢田「どっちかと言うと、浪速の商人(あきんど)の目ね、あれは」
巴「て言うか、こっちも狩る者の目になってる…」



84 名前:30人いる! その45 sage 投稿日:2007/08/15(水) 22:52:25 ID:???
金銭至上主義のハラグーロ的なヤバい空気が漂い始めたので、荻上会長は話題を変える意味もあって、先程岸野が言ったことの意味を確認した。
荻上「でも最後の花道ってのは大袈裟じゃない?だってカメラ使えるんでしょ?」
岸野「使えなくなるんですよ、もうすぐ」
少し沈んだ顔になる岸野。
荻上「どういうこと?」
岸野「来年の春ぐらいに、シングル8の製造が終わるらしいんです」
荻上「しんぐるえいと?」
岸野「8ミリのフィルムには、シングル8とスーパー8の2種類があるんです」
岸野の話によれば、シングル8フィルムの製造元のフジフィルムは、販売を2007年3月に、現像サービスも2008年9月で終了するという。
荻上「つまりそのカメラはシングル8専用で、スーパー8は使えないと?」
岸野「その通りです。フィルムはどちらもビデオのようにカセットに入ってますが、シングルとスーパーじゃ規格が全然違うんです。そして当然、カメラの構造も違います」
ちなみにシングル8のカセットを残しておき、スーパー8のフィルムを入れ替えれば使って使えなくはない。
ただフィルムの厚みが違う為に不具合が起こる危険性が高いし、何と言っても手間だ。
その為、在庫が無くなり次第シングル8用のカメラは、事実上お役御免と考えていい。
岸野から以上のような説明を聞いた荻上会長は、笑顔で岸野を励ました。
「事情はよく分かったわ。頑張ってね、カメラマン」
「はいっ!」
岸野も笑顔で応えた。
(なお、映画関係者によって結成された「フィルム文化を存続させる会」の活動により、この決定は2007年1月になって一旦撤回され、販売を3〜5年延長することになった)



85 名前:30人いる! その46 sage 投稿日:2007/08/15(水) 22:55:53 ID:???
国松と日垣は、再び着ぐるみ制作についての相談を始めた。
日垣「やっぱ問題は材料だね」
国松「ケロロたちの皮膚って、リアルにはカエルさん風のヌルヌルみたいなんだけど、そういう質感って映像では出しにくいし、もし出せても逆にそれっぽくない気がするの」
日垣「まあアニメで見る感じだと、柔らかそうだけどツルンとした感じだもんね」
国松「ケロロのおもちゃ見ても、プラスチック製か縫いぐるみ系かのどっちかだしね」
日垣「本来ならウルトラマンみたいにウェットスーツをベースにするべきかも知れないけど、あれは高そうだからやっぱラテックスで作る?」
国松「うーん…でもケロロの場合、リアルなモンスター風に作るより、縫いぐるみ感タップリのチープな作りの方が、逆に作風に合ってるかもとも思うのよ」
日垣「うーむ…」
そこへスーが話に加わった。
「押忍!ケロロの着ぐるみでしたら、元祖カエルキャラのケロヨンみたいな感じで、縫いぐるみ風のほうが可愛いし愛着がわくと思うであります!」
国松「何でスーちゃんケロヨンなんて知ってるの?『木馬座アワー』なんてビデオ化されてないし、再放送も無いと思うけど」
日垣「何なの、ケロヨンって?」
国松「昔『木馬座アワー』っていう、着ぐるみ劇の番組があったのよ。ケロヨンはその番組のスターで、カエルさんキャラなの」
日垣「昔って、何時頃の話?」
国松「えーとね、確か66年ぐらいかな。初代ウルトラマンと同じぐらいに始まったと思うけど」
日垣『40年前って言うと、国松さん本人が生まれてないのはもちろん、親御さんが当時いくつって次元の話だな。それを再放送も無いのに知ってる国松さんって…』



86 名前:30人いる! その47 sage 投稿日:2007/08/15(水) 22:58:25 ID:???
国松「でもスーちゃんの言う通りかも。何と言ってもケロヨン、初代ケロちゃんだしね」
日垣「初代って?」
国松「ケロヨンは元々の名前はケロちゃんだったの。でも演じてた声優さんが『ケーロヨーン』って口癖連発してる内に、何時の間にかそっちの方が名前として定着したらしいの」
日垣「てことは、軍曹は2代目ってことか」
スー「押忍!正確には3代目であります!2代目は薬屋のキャラのケロちゃんであります!」
国松「だから何でそんなの知ってるの?!」
この場合の薬屋とは興和(コルゲン)のことで、2代目ケロちゃんとは、古い薬局の店先によく置いてあるカエルのマスコットのことである。
日垣「まあそれはともかく、着ぐるみは縫いぐるみ風味でいいかな?」
国松「そうね。布をベースに、表面をウレタンかスポンジみたいなので仕上げればいいわ。クランクインは9月の頭ぐらいだから、まだ暑いだろうし、中身女の子だし」
日垣「今からじゃチト遅いから、明日材料買いに行こうか?」
国松「そうね、あちこち回って見るかも知れないから、朝から出ましょう」
ふと嫌な気配を感じて振り返る2人。
2人が見たものは、生暖かい目で2人を見守っている会員たちの姿だった。
何時の間にかスーは2人から離れ、話に夢中になるあまり2人は最初よりも接近し距離を詰めていた。
そのことに気付き、滝汗赤面で慌てて距離を取りつつ弁解する2人。
「ちっ、違うから!そういうんじゃないから!」


87 名前:30人いる! その48 sage 投稿日:2007/08/15(水) 23:01:48 ID:???
日が落ち始めた頃、恵子は3回目の「ゴジラ」観賞を終えた。
それに合わせるように、会員たちも帰り支度を始めた。
国松「あの恵子先輩、よろしかったらうち来ませんか?」
恵子「お前んち?」
国松「この近所です。先輩んち遠いでしょう?ここで夜明かしってのも何ですし、それにうちなら眠くなったら寝れますし」
浅田「あのう、よろしかったら寝袋お貸ししますけど…」
国松「あんたたちと一緒にしないの!恵子さん、女の子なんだから!どうです?」
恵子「(しばし考え)わりーな、そんじゃあ頼むわ」
アンジェラ「HEYセンリ!私たちもお邪魔していいあるか?」
国松「私たちって言うと、スーちゃんも?」
スー「押忍!自分たちは今朝一番の便で急遽来日したので、ホテルの手配が出来なかったであります!」
恵子「大野さんには連絡しなかったの?」
アンジェラ「カナコは電話がつながらなかったあるよ」
荻上「今思い出したけど大野先輩、確か昨日から田中先輩と旅行に出かけたらしいわよ」
国松「大野先輩って、確かもうじき就職ですよね?いいんですか、この時期に卒業旅行なんて?」
荻上「実は大野さん旅行代理店の内定、蹴っちゃったらしいのよ」
一同「何ですと?」



88 名前:30人いる! その49 sage 投稿日:2007/08/15(水) 23:04:00 ID:???
荻上「何でも内定もらってから土日休めないのに気付いたんですって」
恵子「もしかしてコスプレのイベントに参加出来ないから?」
コクリとうなずく荻上会長。
恵子「マジかよ…」
アンジェラ「仕方ないある。カナコにコスプレするなっていうのは、息するなっていうのと同じあるね」
国松「で、大野先輩これからどうするんです?」
荻上「4月入社に向けて就職活動再開するって」
国松「マイペースだなあ、大野先輩」
アンジェラ「それはそうと、よろしいあるかな、お邪魔して?」
国松「まあそういう事情なら仕方ないわね。えーと、私のベッドと、予備のお布団と、寝袋かあ…」
恵子「あたしの寝るとこの用意はいいよ。どうせ今夜は寝ないつもりだし」
荻上「3人泊めるんじゃきついでしょ。スーちゃんたちは私んちで引き受けようか?」
国松「1人泊めるも3人泊めるも一緒ですよ。大丈夫です、うちのアパートおんぼろだけど、四畳半二間ありますから」
恵子「2DK?千里って1人暮らしだよな?」
国松「実家から持ってくるものが多過ぎて、どうしてもワンルームじゃ収まらなかったんですよ。だから古アパートで二間あってもワンルーム並みの家賃のとこ探したんです」



89 名前:30人いる! その50 sage 投稿日:2007/08/15(水) 23:07:19 ID:???
こうして恵子、スー、アンジェラの3人は、国松のアパートにやって来た。
途中のコンビニで買ってきた夕食を食べつつ、4人は再び「ゴジラ」を見始めた。
恵子にとっては今日4回目の「ゴジラ」観賞だ。
この回からは、国松とアンジェラが細かい点について解説しながらの観賞だ。
そしてスーは、映画と一緒になって台詞を暗唱する。
「イヨイヨ最後、サヨウナラ皆サン、サヨウナラ!」
「イインダヨ恵美子サン、コレダケハ絶対ニ悪魔ノ手ニハ渡シテナラナイ設計図ダ」
「アノごじらガ最後ノ1匹ダトハ思エナイ。モシ水爆実験ガ続ケテ行ナワレルトシタラ、アノごじらノ同類ガ、マタ世界ノドコカヘ現レテ来ルカモ知レナイ」
スーは過去に何度か「ゴジラ」を見ていたせいか、台詞をほぼ完璧に丸暗記していた。
一方国松は、台詞はうろ覚え(でもほぼ覚えている)なのだが、カットのひとつひとつを異常なほど覚えていた。
それもそのはずで、実は彼女は「ゴジラ」の絵コンテを丸暗記していたのだ。
そしてもちろん、特撮のトリックは知り尽くしており、そのひとつひとつを見ながら恵子に解説する。
「ゴジラの声、今の有名な声と違いますよね。この時のゴジラの声は、コントラバスの弦をこすった音を加工して作ったそうなんですよ」
「この高圧線の鉄塔が放射能光線で溶かされるシーンですけど、これ鉄塔は蝋で出来ていて、それに撮影用のライトを当てて溶かしているんです」
さらには撮影裏話みたいなことまで言い出す。
「このゴジラ対策について話し合ってる新聞記者さんたち、こっちが中島春雄さんでこっちが手塚勝巳さんなんですけど、実はこの2人、特撮パートではゴジラの中の人なんです」



90 名前:30人いる! 次回予告 sage 投稿日:2007/08/15(水) 23:17:08 ID:???
年頃の女の子が4人も集まったにも関わらず、今ひとつ色気の無い合宿風景。
果たしてその先、何が恵子を待ち受けているのか?
そして次回、さらなる試練が現視研に迫る。

今日はここまでです。


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