- 393 名前:ツンソープ5 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 03:32:41.29 ID:hsMJFsPY0
- 第5話\(^o^)/
えっと、勢いがついてるんでこのまま第6話まで書いちゃいます。
とりあえずテーマは
第1話 仕事の始まり
第2話 ドクオ
第3話 ツンの本音
第4話 しぃさん
第5話 キタ
というような感じになってます。
第6話で終わると思います。
- 405 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 03:36:40.06 ID:hsMJFsPY0
- 【ξ゚听)ξがソープ嬢になったようです】 第6話
それから私は、しぃさんと遊んだり、キタとカラオケに行ったり
毎日楽しく過ごしていた。
(*'A`)「今月も来ちゃいました」
常連のお客様もつかんだしね。
- 422 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 03:41:44.86 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「嬉しい、来てくれてありがとう」
チュ
(*'A`)「うはww」
相変わらずこの人はキスだけで大喜びしてくれる。
(*'A`)「あの、これプレゼント」
ξ゚听)ξ「え?何かしら?」
それはトップの小さなネックレスだった。
ξ゚听)ξ「嬉しい〜、いつもありがと」
チュ
(*'A`)「うはww」
- 436 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 03:46:30.94 ID:hsMJFsPY0
- でも最近、慣れてきたせいか、この人ちょっと調子に乗っている。
(*'A`)「あの、上になりながらドックンカッコイイーって言ってもらえますか?」
ξ゚听)ξ「…い、いいわよ…」
余計な注文が多くなった気がする。
ξ゚听)ξ「ドックンカッコイイー」
(*'A`)「おおおおおおおおお」
ドクドクッ
まぁ………楽だからいいけど…………
- 451 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 03:51:26.77 ID:hsMJFsPY0
- (*'A`)「じゃあ、また来月も給料日に来ますね」
ξ゚听)ξ「待ってるわ」
チュ
(*'A`)「うはwww」
いいお客さんがついた。
これは本当にありがたいことだった。
世間では決して安くない8万円という金額。
それを支払ってまで私に会いに来てくれる。
そんな人がいてくれるだけで、私は嬉しかったし、そんなお客様が大好きだった。
ξ゚听)ξ「私を指名してくれるお客様のことは、本当に大好きよ」
それは紛れもなく私の本音だった。
- 463 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 03:55:02.93 ID:hsMJFsPY0
- (*‘ω‘ *)「でさー、その客ったら服脱いだらブラジャーしてんのーキャハ」
私は今日もしぃさんとぽっぽちゃんと仕事帰りに楽しく遊んでいた。
(*゚ー゚) 「ねぇ、今度みんなで旅行にでも行かない?」
そんな中、突然しいさんがそんな提案をした。
(*‘ω‘ *)「うわ!旅行久しぶり〜行きたい〜」
(*゚ー゚) 「ツンちゃんは?」
ξ゚听)ξ「私も行きたいっ!」
今までこうやって遊ぶことはあっても、それはいつも仕事帰りのことで
実はお互いの家も知らないし、プライベートなこともほとんど話さなかったし
みんなで旅行に行って寝食を共にするなんてまるで夢のようだった。
- 466 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 03:56:33.05 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「楽しみ〜」
(*゚ー゚) 「ツンちゃんはどこに行きたい?」
ξ゚听)ξ「そうだなぁ…」
ふと、ずっと前に思い描いていた夢を思い出した。
豪華客船で世界一周。
日々の忙しさと楽しさに埋もれて忘れかけていたけど、私はずっと船に乗りたかった。
思わず私の目頭が熱くなった。
- 476 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 03:59:10.96 ID:hsMJFsPY0
- (*゚ー゚) 「どうしたの!?」
(*‘ω‘ *)「ええ?」
ξ゚听)ξ「大丈夫です、ちょっと辛いこと思い出しちゃって…」
私は慌てて涙を拭いた。
(*゚ー゚) 「この業界にいる女の子は辛い経験した子ばっかりだからね」
(*‘ω‘ *)「気にしなくていいよー、泣きたいなら泣きなよ」
2人の優しさに、我慢していたものがどっとあふれ出してしまった。
- 485 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:02:53.45 ID:hsMJFsPY0
- 2人は何も言わずにそんな私のそばにいてくれた。
深夜の居酒屋とはいえ、まだ結構な人がいる。
きっとジロジロ見られたりしているだろう。
それでも構うことなく、2人は私を放っておいてくれた。
それだけで嬉しい。
(*゚ー゚) 「言いたくなったら言ってね」
泣き止んだ私に、しぃさんはそう言った。
深くは干渉しない、そんな関係だった。
知り合ってまだ1年くらいだけど、ずっと前からの友達のようで、私はすごく居心地が良かった。
- 496 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:07:42.73 ID:hsMJFsPY0
- (*‘ω‘ *)「じゃあ船に乗る?」
(*゚ー゚) 「そうね、明日にでもパンフレットもらってこようか」
私の希望を聞いて、それに賛成してくれた2人と共に、豪華客船の世界一周旅行に行くことが決まった。
その作戦会議を、また明日この居酒屋ですることになり、その日は別れた。
- 499 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:08:40.20 ID:hsMJFsPY0
- 次の日お店に出勤すると、Gパン姿のキタがフロントにいた。
(n‘∀‘)η「おはよう」
ξ゚听)ξ「おはよう…その格好…大丈夫なの?」
(n‘∀‘)η「ううん、ダメなんだけど、今日はちょっとね…」
キタは、なんだかそわそわしているようだった。
(n‘∀‘)η「今日はお休みだからさ、私」
ξ゚听)ξ「そうなんだ?」
(n‘∀‘)η「ねぇ……今日さ、仕事終わるくらいの時間にここに来るから、一緒にご飯行かない?」
ξ゚听)ξ「今日はゴメン、先約があるんだ」
(n‘∀‘)η「そっか」
久しぶりにキタとも話したかったけれど、今日は旅行の話し合いがあるので誘いを断った。
キタはちょっと残念そうに、帰っていってしまった。
- 508 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:11:51.52 ID:hsMJFsPY0
- (*'A`)「こんばんはー」
ξ゚听)ξ「あれ?また来たの?」
このお客様は、前は月に1回だったのに最近は月に2回も3回も来てくれる。
嬉しいけど……お金大丈夫なのかな?
ま、私には関係ないけど。
- 521 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:17:51.39 ID:hsMJFsPY0
- (*'A`)「実はね、宝くじが当たったんですよ」
ああ、そういうこと。
時々そういうお客様いるわ。
本当かどうかはわからないけどね。
こういう密室だもん、男だったら見栄をはったり嘘をつきたくなったりするわよね。
それに合わせてあげていい気分にするのも、ソープ嬢の役目よね。
でもこの人の場合、本当っぽいけど。
- 527 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:20:48.82 ID:hsMJFsPY0
- (*'A`)「ところで、きょ、今日はドックンサイコーって言ってもらえますか?」
ξ゚听)ξ「ドックンサイコー」
(*'A`)「ああーん」
あれ?
なんか様子が変よ?
(;'A`)「今じゃなくて上に乗って言って欲しかったな…」
どうやらイッてしまったようだ。
これは私にも責任がある。
ξ゚听)ξ「仕方ないなぁ、じゃあパンツ洗うから貸して!」
ずっとぶりっ子していたのに、思わず素の自分が出てしまった。
(*'A`)「ああーん」
ξ゚听)ξ「え………」
(*'A`)「…………」
- 540 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:24:26.76 ID:hsMJFsPY0
- そんなことが続いていたのに、そのお客様はピタッとお店に来なくなってしまった。
他にいいお店を見つけたのかしら?
きっと他にお気に入りの子ができたのね。
8万円も出すより、4万円のお店に2回行った方がお得だもんね。
それよりぽっぽちゃんのお店だったら、8万円もあれば5回以上通えるわ。
そうよね、そっちの方がいいわよね。
そう思いながらも、私は少しだけ寂しさを感じていた。
ξ゚听)ξ「お別れを言えないまま別れるのって辛いわ」
- 561 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:28:22.38 ID:hsMJFsPY0
- 別に恋愛感情を持ったわけではない。
それでも、やっぱり何度も肉体関係を持った相手。
これが「情」とでもいうのだろうか?
いちいちお客様1人1人にそんな感情を持ってはやっていけない。
それでも、何度も来てくれる人にだけは、多少なりともそんな「情」を
私は感じたりするのだった。
- 576 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:32:37.29 ID:hsMJFsPY0
- ´<_` )「最近指名減ってない?」
ある日の出勤時、店長にそう言われた。
いつになく不機嫌そうな店長。
まだクビになる程指名が少なくなった訳ではないけど、それでも以前に比べると激減してしまった。
ξ゚听)ξ「すみません、頑張ります」
(´<_` )「電話とかメールの営業もしてね」
店長は吐き捨てるようにそう言うと、どこかへ行ってしまった。
(*゚ー゚) 「なに今の〜」
後ろの方からのっそりしぃさんが現れる。
どうやら聞かれてしまったようだ。
(*゚ー゚) 「店長なんか最近ずっと機嫌悪いね」
ξ゚听)ξ「指名増やせって怒られちゃった」
(*゚ー゚) 「そっか、旅行のこともあるし、しばらくお互い頑張ってみよっか」
しぃさんに励まされ、私は営業も頑張ることにした。
- 589 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:35:46.01 ID:hsMJFsPY0
- 今まではお店で待つだけだった私だが、自分から積極的にお客様にメールや電話をして
少しでも指名に繋がれば、と思ったのだ。
しかし、それは本当に少ししか繋がらなかった。
ξ゚听)ξ「営業って難しいわ」
それでも私は頑張って続けた。
- 599 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:38:43.39 ID:hsMJFsPY0
- (*‘ω‘ *)「それでね、どうせ行くならスイートにしない?」
今日もまた、みんなで集まって作戦会議だ。
ξ゚听)ξ「ええ?スイートっていくら?」
(*゚ー゚) 「ここはそんなに高くないみたい、250万だって」
ξ゚听)ξ「250万…」
私は週に4日出勤している。
そのうち金、土曜日は平均3本、平日は0か1本だ。
そして生理休暇があるので、月に出勤できるのはおよそ12日。
雑費なども引かれて、収入は平均して約100万円だった。
そして毎日遊びに出かけているので貯金はほとんど無かった。
- 617 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:41:49.84 ID:hsMJFsPY0
- みんなちゃんと貯金してるのかな…
(*‘ω‘ *)「これから1ヶ月、頑張って働かなきゃね」
(*゚ー゚) 「そうねー」
1ヶ月?
ξ゚听)ξ「みんな貯金してるの?」
私は聞いてみた。
(*‘ω‘ *)「少しはあるけど、でもあたしブランド大好きっ子だから〜すぐなくなっちゃうよ」
(*゚ー゚) 「私は貯金100万くらいあるわよ」
(*‘ω‘ *)「すごーい」
え?
100万ですごいの?
まぁほとんどない私に比べれば本当すごいけど。
- 622 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:44:35.63 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「みんなすごいなぁ」
私は思わずため息をついた。
(*‘ω‘ *)「まぁ1ヶ月あれば250万くらいすぐ貯まるって」
(*゚ー゚) 「ぽっぽは特別よ」
(*‘ω‘ *)「まぁそうかもねー。鉄マンだからねー1日18本とかいくし」
ξ゚听)ξ「え?18本??」
(*‘ω‘ *)「うん、だから雑費引いても15万は持って帰れるよ、毎日」
すごすぎる。
確かに私のお店でも4人のお客様につけば15万以上はもらえる。
それが毎日なんて…
さ す が 鉄 マ ン
- 624 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:45:21.79 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「私も頑張るそー!!!」
どうしたら指名がもらえるかもわからなかったけど、私はとにかく仕事を頑張ろうと思った。
- 633 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:47:33.24 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「いらっしゃいませぇ〜」
私はとにかく甘えてみる作戦に出た。
お客様はここに癒しを求めて来ている。
私は可愛い女を演じ続けた。
客「じゃあまた指名するね」
そう言ってくれるものの、帰ってきてくれる人はほとんどいなかった。
私の中で焦りだけがつのる。
- 643 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:50:47.85 ID:hsMJFsPY0
- ( ´・ω・`)「明日は、雑費の徴収日ですので」
ボーイ…いや、主任に昇格した彼に言われた。
ξ゚听)ξ「雑費ぃ?はぁー、また今月もかぁ」
どういう仕組みになっているのかはわからないが、うちのお店では
毎回お客様につくたびに消耗品費用として4千円、月に1回お店の設備費として4万円が徴収されていた。
その他にも3ヶ月に1回、ドレス代として10万円取られる。
ξ゚听)ξ「こんな趣味の悪いドレスしかくれないくせに」
お店から支給されるドレスは、恥ずかしくて着れないようなものだった。
それでも、お店のシステムなのだから仕方なく私は払う。
そのお金は、どうやら男性スタッフのボーナスにあてられているという噂だ。
その日は1人だけしかお客様につかなかったので、私は6千円だけ持って家に帰った。
ξ゚听)ξ「あんなに頑張ったのにぃ〜」
明日からはもっと頑張ろう。
- 648 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:53:32.39 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「いらっしゃいませんずりー」
どうも甘えん坊キャラが受け入れられなかったので、私はお笑いキャラに徹してみることにした。
すると思ったよりもお客様からのうけは良く、何本か指名がかえってきた。
しかしエレベーターでそう言っているのを店長に聞かれ
(´<_` )「店の品位が下がる!!」
とやめさせられてしまった。
せっかく稼げてたのに。
他の方法考えなきゃ。
- 660 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:55:51.80 ID:hsMJFsPY0
- ( ´・ω・`)「明日、ドレス代の支払い日なんで」
ξ゚听)ξ「またぁ?」
またお金が取られる。
全然稼げてないのに、どうしてこうやってむしり取って行くのだろう。
ξ゚听)ξ「わかりました!!明日お金持ってきます!!!」
私は主任に八つ当たりしてしまった。
( ´・ω・`)「しょぼーん」
- 672 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 04:58:11.68 ID:hsMJFsPY0
- そうこうしているうちに、旅行の日程は近付いてくる。
どうしよう?
(*゚ー゚) 「そんなに思いつめないで。ダメだったら今度にしましょ」
(*‘ω‘ *)「そうだよー、またいつでも時間あるしー」
ξ゚听)ξ「ありがとう、でもギリギリまで頑張るね」
私は本当に焦っていた。
- 681 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 05:01:11.74 ID:hsMJFsPY0
- (n‘∀‘)η「ねぇ、今日暇かな?」
お店に行くと、久しぶりにキタが話しかけてきた。
ξ゚听)ξ「うん、大丈夫だよ」
(n‘∀‘)η「よかったぁ。ずっと相談したいことがあったの」
ξ゚听)ξ「珍しいね」
キタは私に相談などしたことがなかった。
仕事も長く続けているし、色んなお店も経験して
私になんて頼らなくても、自分で何でも解決できる子だと思っていた。
- 690 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 05:04:37.77 ID:hsMJFsPY0
- しかしその日、仕事が終わってキタの個室に行ってみると、誰もいなかった。
控え室ものぞいてみたけど、そこにキタの姿はなかった。
キタは約束をやぶるような子じゃないのにな?
私は不思議に思って店長に聞いてみたが
(´<_` )「さぁ?もう帰ったんじゃないかな」
ということだった。
キタ、どうしたんだろう?
明日会ったら聞いてみようかな。
私は1人でまっすぐ家に帰った。
- 696 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/02/23(木) 05:06:31.37 ID:hsMJFsPY0
- 作者も疲れて倒れそうになってるけど、なんか乗ってるから一気に書きたいらしいよ
でもこのまま1000まで行ったら、続きは起きてからにするって聞いたよ
あと、読んでくれてる人が多くてすごく感動してるらしいよ
噂だけど
- 712 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 05:10:48.04 ID:hsMJFsPY0
- 次の日お店に出勤すると
『臨時休業』
そんな張り紙がしてあって、中に入れなかった。
ξ゚听)ξ「そんなの聞いてないけど?」
その後、続々と女の子が出勤してきたのだが、誰1人そんな話は聞いていないという。
ξ゚听)ξ「もぉー、稼がないといけないのに!」
(*゚ー゚) 「仕方ないわね、今日は帰りましょう」
- 730 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 05:14:40.73 ID:hsMJFsPY0
- その時、1人の女の子が私に小さな声で言った。
女の子「ねぇ、私かけもちで働いてるんだけど、そこ人が足りないから来る?」
かけもちは禁止のはず。
それでも、女の子が少ない=稼げる と思った私は
ξ゚听)ξ「行く!」
その子について行ってしまった。
しぃさんとは店の前で別れた。
- 739 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 05:18:33.59 ID:hsMJFsPY0
- 女の子「うちの店だけじゃ稼げないじゃん?私深夜はデリヘルしてるんだ」
ξ゚听)ξ「頑張るね〜」
女の子「うん、だって彼氏の借金すごいもん」
この業界によくあるパターンだ。
彼氏 だと思っている人の借金を代わりに払ってあげる。
そして借金が終わると、その彼氏もどこかへ消える。
そんな話を何回聞かされてきただろう。
私はそんなことに関わりたくなかったので、軽く聞き流しておいた。
- 746 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 05:21:43.12 ID:hsMJFsPY0
- その子に連れられて来たお店は、デリヘルではなく他のソープランドだった。
女の子「ここでも働いてるんだー」
ξ゚听)ξ「すごいね?体壊れない?」
女の子「生理の時しか休みは取らないけど、そんなに客つかないから平気」
ξ゚听)ξ「!!!」
彼女は、生理の時以外はどこかしらのお店で働いているそうだ。
そして生理の時でも深夜から朝までデリヘルで。
女の子「海綿使ってね」
- 755 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 05:24:32.24 ID:hsMJFsPY0
- 海綿…本来はメイク道具として使われるものだが
天然ものであることで人体に影響が少ないとして、風俗店の女の子が生理中も仕事をするために使用する。
使用方法は、よく洗ってから丸くカットし、よく絞って膣に挿入する。
すると、生理の経血が外に漏れないようになる。
適度に取り出して洗ったり交換したりしなければ、病気のものになるので注意が必要だ。
- 765 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 05:27:16.43 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「海綿まで使ってるんだ…」
女の子「あら?普通のお店では当たり前よ。うちは特別」
そうなのか。
1つのお店しか知らない私はまだまだなんだなぁ。
女の子「じゃあ仕事頑張ってね」
その子とはお店の中で別れ、そのまま別々の個室で待機することになった。
そしてこのお店での面接はとても簡単に終わり、私はすぐにお客様につくことになった。
VIP STARで働いていることを告げると、それなら安心だと、講習も免除された。
- 778 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/02/23(木) 05:33:05.83 ID:hsMJFsPY0
- 作者の人が、疲れてきて投下スピードが遅くなってすみませんって言ってたらしいよ
あと、段々話の組み立てとか文法とかおかしくなってるかもって心配してたよ
それから、終わりは考えてあるのに、そこまで持って行くのに思いのほか時間がかかって
このままじゃ何時に終わるかわからないらしいよ
でもがんがるらしいよ
噂だけど
- 798 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 05:38:19.74 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「いらっしゃいませ、ツンと申します」
客「うわぁー、丁寧だねぇ。それに美人だし」
馴れ馴れしく客が私に触ってくる。
なんか気持ち悪い…
ξ゚听)ξ「では先にお洋服を脱ぎましょうか」
客「なに?脱がしてくれんの?すげー」
また慣れてないお客様かしら?
1人目からついてないわ。
- 810 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 05:42:36.50 ID:hsMJFsPY0
- その後、即尺をするとそのお客様は喜んでくれてチップとして1万円くれた。
ξ゚听)ξ「本日はどうもありがとうございました」
客「また来るよー、あー良かった」
ξ゚听)ξ「お客様?あの…料金を…」
客「金?それはさっきフロントで払ったけど」
ξ゚听)ξ「サービス料の方を…」
客「ここ総額じゃないの?」
ξ゚听)ξ「それは失礼いたしました、今フロントにコールいたしますので」
そうだったのか、ちゃんと説明してくれなかったからわからなかったわ。
そして私はフロントのインターホンを鳴らした。
- 830 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 05:47:47.28 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「お客様お上がりになります、あの、こちらは総額を下で支払うシステムなんですね?」
フロント「そうだよー。ちゃんと3万もらってるよ」
ξ゚听)ξ「え…」
…早く言ってよ…
そのお店は即即なしの中級店だった。
早い時間はサービスで接客時間が長いのだそうだ。
私はこのお客様に5万円分のサービスをしてしまった。
それなのに、お店からは1万6千円しかもらえなかった。
それでもチップがあるからまだいいか……はぁ…
結局その日は1日で5人のお客様についたので
雑費を1万円引かれてチップを足して8万円の収入になった。
2人目のお客様からは、散々手抜きの接客をしておいた。
もうこのお店には来ない!
きっと今日ついたお客様も、ね。
- 861 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 05:56:54.53 ID:hsMJFsPY0
- 次の日お店(VIP STAR)に出勤すると、昨日の張り紙はなく、ちゃんと鍵が開いていた。
ξ゚听)ξ「おはようございまーす」
(*゚ω゚)「あ、おはようございます」
知らないボーイが迎えてくれた。
ξ゚听)ξ「あれ?新しい人?」
(*゚ω゚)「はい、今日からここの店長になりました、名前ワカンネです」
ξ゚听)ξ「え?前の店長は?」
(*゚ω゚)「それは……」
オジサン「それは後のミーティングで話すよ」
第1話の最初の方に出てきたオジサンだ。
その場で終わる役だと思っていたので名前も顔もない。
ξ゚听)ξ「そうですか」
私は女の子が全員集められている控え室に入った。
- 883 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 06:03:54.07 ID:hsMJFsPY0
- オジサン「えー、昨日、以前の店長だった(´<_` )を解雇した」
控え室内がざわめく。
オジサン「静かに。それから、女の子の、えー、キタも解雇した」
ξ゚听)ξ「えええええ」
どうしてですか?
なんで?
控え室内がさらにざわめく。
オジサン「それから、えー、これから警察が来るが何も話さないように」
控え室が静まり返った。
- 897 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 06:08:28.73 ID:hsMJFsPY0
- (*゚ー゚) 「それは保健所の検査のようなものですか?」
そんな中、しぃが立ち上がって聞いた。
保健所の検査。
抜き打ちで来ることもあるのだが、だいたいがどこからか情報がもれてくる。
そして、男子スタッフは前日から個室の扉をはずしたり、マットを片付けたり
女の子はスキンをロッカーにしまったり、もちろん営業は停止しているが
とても忙しい日だ。
それはもちろん、違法行為を隠蔽するためだ。
オジサン「えー、違います」
じゃあ何で警察の話が?
- 912 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 06:13:31.61 ID:hsMJFsPY0
- みんなが緊張して見つめているとオジサンは言った。
オジサン「えー、先ほどの(´<_` )とキタが、2人で共謀してショボンに暴行を加えたということです」
ξ゚听)ξ「!!??」
そんなのありえない。
おかしい。
キタはそんなことする子じゃない。
オジサン「この中にキタと仲良くしていた人はいませんか?」
私は迷わず手を上げた。
(*゚ー゚) 「ダメよ、ツンちゃん」
しぃさんが小声で慌てながら言った。
- 919 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 06:16:05.31 ID:hsMJFsPY0
- オジサン(・Ω・)「そうですか、お名前は?」
ξ゚听)ξ「ツンです」
(・Ω・)「わかりました、それではみなさん、今日は仕事はありませんが、この部屋で過ごしてください」
(*゚ー゚) 「帰れないんですか?」
(・Ω・)「残念ながら、警察からの指示ですぐに帰すわけにはいきません」
その後、控え室にはたくさんのピザやお寿司が差し入れされた。
オジサンが自腹でみんなに奢ってくれたらしい。
それでも、みんな不安でそれを食べることができなかった。
そして夜になって、やっと警察が来た。
- 941 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 06:20:40.53 ID:hsMJFsPY0
- 警察が来たら私語もするなと言われていた私達は、それに従って何も喋らなかった。
警察官が何か話しかけてきたが、みんな無言を通した。
しばらくすると、警察はオジサンを連れて帰ってしまった。
(*゚ω゚)「みなさん、お疲れ様でした、今日はお帰りいただいて結構です」
そう言われて、私達はやっと解放された。
明日からは通常通り営業をするという。
(*゚ー゚) 「なんだったんだろうね?今日1日」
ξ゚听)ξ「本当ですよね、でもキタが心配だわ…」
いつもお店で会っていたので、キタの連絡先も知らなかった私は
はがゆい思いで家に帰った。
- 951 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 06:25:52.70 ID:hsMJFsPY0
- 次の日から、何事もなかったように営業は再開された。
ξ゚听)ξ「キタ…」
私は連絡が取れなくなってしまったキタのことが心配だった。
それでも、きっとどこかで幸せに暮らしていると信じて
今度の旅行のことを考えるようにした。
ξ゚听)ξ「お金稼がなきゃ」
キタは警察には捕まってはいないようだった。
時々、刑事らしき人が店の前に立っている。
まだキタと(´<_` )を追っているのだろうか。
- 958 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 06:28:20.90 ID:hsMJFsPY0
- (*゚ー゚) 「ツンちゃん、旅行の代金の振込みだけど、今度の25日で大丈夫?」
ξ゚听)ξ「どうにかします、今200万円ありますから」
(*゚ー゚) 「200万?あと5日で50万円どうにかなるの?」
ξ゚听)ξ「絶対どうにかしますから」
私はどうしても旅行に行きたかった。
こんなもやもやした気持ちを忘れて、そしてこの仕事に就いた時のことも忘れてしまえるような
何か新しいきっかけが欲しかったのだ。
(*゚ー゚) 「無理しないでね」
ξ゚听)ξ「ありがとうございます」
- 975 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 06:32:31.52 ID:hsMJFsPY0
- (*゚ー゚) 「そうだ、国境を越えるからパスポートがいるんだけど、持ってる?」
ξ゚听)ξ「はい、ありますよ」
(*゚ー゚) 「それを旅行会社に持っていかないといけないんだけど、いつが暇かしら?」
ξ゚听)ξ「暇、あるかなぁ?私、旅行先で遊ぶお金も貯めないといけないし」
(*゚ー゚) 「そっか、じゃあ私がまとめて持っていってあげるね」
ξ゚听)ξ「そうしてもらえると助かります〜」
私はしぃさんに全てを任せることにした。
- 990 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 06:34:59.88 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「いらっしゃいませぇ〜」
ナンバー1だったキタがいなくなって、そのお客様は他の女の子に分散されていった。
このお店に長く通ってくれているお客様は、このお店についたお客様で
女の子が変わっても、お店が好きで何度も通ってくれているひとが多い。
キタは男子スタッフと寝て贔屓してもらってたなんて言ってたけど
お客様にもちゃんと好かれているようだった。
客 「キタちゃんねぇ、いい子だったよね」
キタについたことのあるお客様は、必ずそう言った。
そして
客 「そうそう、ツンちゃんっていう友達ができたって喜んでたよ」
最近キタについたお客様は、みんなそう教えてくれた。
ξ゚听)ξ「キタ…」
私はキタに会いたくなった。
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/02/23(木) 06:38:53.68 ID:hsMJFsPY0
- >>1
ありがとうございます
がんばってここで終わらせます
って作者が言ってたよ
噂ってこわいねぇ
- 33 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 06:41:51.19 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「いらっしゃいませ〜」
キタのした話がきいたのだろうか?
私のところには、キタの元お客様からの指名が一気にやってきた。
客 「キタちゃんの友達だって?あの子辞めたけど他の店に移ったの?」
ξ゚听)ξ「さぁ?そういうことは聞いていませんが」
客 「まぁ俺に言わないで辞めてったってことは、俺に知らせたくなかったのかもしれないしな」
お客様は、キタの行方について詳しくは聞いてこなかった。
それは私にとってもありがたいことだった。
聞かれても、まさか警察に追われていますとは言えない。
- 49 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 06:49:08.74 ID:hsMJFsPY0
- 私は、キタのおかげで目標の50万円にもうすぐ手が届きそうなところまできていた。
ξ゚听)ξ「いらっしゃいませ〜」
今度のお客様はフリーだけど頑張ろう。
(’e’)「よろしくー」
ニヤニヤした嫌な感じの老人だ。
ξ゚听)ξ「お客様、このお店は初めてですか?」
(’e’)「はぁ?こんな店来たことねーなー」
酔っ払っているのか、その老人は吐き捨てるようにそう言った。
- 58 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 06:52:17.85 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「こちらで靴を脱いでお上がり下さい」
そう促したのに、老人は土足で個室内に入った。
私は仕方なく、ベットに腰掛けている老人の靴を脱がせた。
(’e’)「おい、しゃぶれよ」
その靴を外に置きに行く間もなく、老人は服を勝手に脱ぎ始めた。
- 78 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 06:56:33.38 ID:hsMJFsPY0
- 仕方なく、その脱ぎ捨てられた洋服を拾ってたたんでいると
(’e’)「早くしゃぶれって言ってんだよ!!!」
私は怒鳴られてしまった。
色々なお客様がお店にはやって来るが、大金を払っているのだから
何をしても許されると思っている人も中にはいる。
この人はその典型的なタイプのようだ。
私は黙ってフェラチオをしようとした。
- 93 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 07:01:58.21 ID:hsMJFsPY0
- むわぁ〜〜〜〜ん
異臭がする。
まさか!?
そのまさかだった。
全裸になった老人は、何日風呂に入ってないんだろう?
体全体から、とてつもない悪臭がする。
特に下の方の一部分からは、吐き気をもよおすような匂いを漂わせていた。
(’e’)「早くしろよ」
そして老人は相変わらずニヤニヤしていた。
- 102 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 07:04:53.48 ID:hsMJFsPY0
- 私は覚悟を決めた。
ここで他の女の子に変わってもらったら、その子にも申し訳ないし
この老人にもっと暴言を吐かれるだろう。
こういうお客様でも相手できる女の子がこのお店にいる以上、フロントに助けを求めても
誰も私を救ってはくれない。
運が悪かった、それだけで終わってしまうだろう。
私は泣きそうになりながらも、老人の○○○を握った。
- 116 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 07:07:37.59 ID:hsMJFsPY0
- かなり皮の余った包茎だった。
それをゆっくり剥いていくと、中から白い塊が見えた。
(’e’)「それ全部、口できれいにしろよな」
こういう人がお客様として来ることは知っていた。
それでも、まさか私のところに来るなんて。
新人だった頃は、泣きながら誰かに訴えれば、それで許された。
そういうことも平気でできる女の子が代わりに相手をしてくれた。
それでも私はもうこのお店では中堅。
それに旅行に行くお金が必要な今、1人でも多くのお客様につきたい。
私は涙を流しながらそれを口にくわえた。
- 137 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 07:15:13.89 ID:hsMJFsPY0
- (’e’)「もっと奥までしゃぶれよー。よーく味わってなー」
老人は私の頭を抑えながらそう言って笑った。
私は吐き気と悲しさと情けなさで、涙が止まらなかった。
(’e’)「出る出るー」
そして当たり前のように口の中に出されてしまった。
……気持ち悪い
- 148 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 07:18:56.05 ID:hsMJFsPY0
- 私がそれをティッシュに吐き出そうとすると
(’e’)「おい何やってんだ!飲めよ!!!」
私は顔を押さえつけられて、上を向かされてしまった。
そして老人は、私が手に持っていたティッシュを払いのけると
私の頭をシェイクするように振り回した。
その衝撃で、私は精子を飲んでしまった。
(’e’)「なんだよー、お前つまんねーな」
老人がぼやく。
(’e’)「チェンジ」
え?
(’e’)「チェンジだって言ってんだろ」
- 163 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 07:23:11.18 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「そんなことはできません!!!」
私は涙声で叫んだ。
(’e’)「なにぃ」
老人は私を突き飛ばすと、壁にかけてあったインターホンでフロントに電話をかけ始めた。
(’e’)「おい、この女どうなってんだよ、他の女出せ、チェンジだチェンジ」
電話の奥からボーイさんの慌てる声が聞こえる。
- 174 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 07:27:10.46 ID:hsMJFsPY0
- それからすぐ、部屋にボーイさんがやって来た。
そして部屋の異臭に気付くと、私の方をあわれむような目で見て
老人を連れて行ってしまった。
ξ゚听)ξ「なんでこんな目に合わないといけないのよぉー」
私は歯磨きをしながら、またたくさん泣いた。
- 181 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 07:31:11.51 ID:hsMJFsPY0
- (・Ω・)「災難だったね」
しばらくして私はフロントに呼ばれた。
ξ゚听)ξ「はい…でももういいです…」
(・Ω・)「そうか」
オジサンも私をあわれんだ目で見る。
このオジサンは、本部の部長だそうだ。
このお店にはいくつも系列店があり、それらを統括している偉い人ならしい。
- 188 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 07:34:10.56 ID:hsMJFsPY0
- (・Ω・)「ま、よくあることだからね、運が悪かったんだね」
やっぱり言われた。
お客様はお客様、お金をいただく以上、失礼なことはできないものね。
ξ゚听)ξ「はい…」
私は小さく答えた。
(・Ω・)「でもね、今度もしこういうことがあったらフロントに電話しなさい」
ξ゚听)ξ「え?」
(・Ω・)「精神的にでも肉体的にでも、お店の女の子を傷つける奴は客じゃない」
オジサンは力強く言った。
- 198 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 07:38:04.81 ID:hsMJFsPY0
- (・Ω・)「それから料金はちゃんともらっておいたよ」
その言葉と共に、オジサンは私の前に5万円を置いた。
ξ゚听)ξ「え?いいんですか?」
(・Ω・)「いいさ、それ以上のことを君はしたんだよ」
ξ゚听)ξ「…ありがとうございます」
(・Ω・)「それから、雑費はいらないから。全部とっておきなさい」
私はオジサンの優しさに、また涙を流した。
- 206 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 07:40:46.98 ID:hsMJFsPY0
- こういうこと、きっとここが普通の高級店だから許されたんだろうな。
ここは高級店の中でも少し高いお店だけど、ぽっぽちゃんやしぃさんが前にいたお店では
ああいうお客様にも最後まで丁寧に接客しないといけなかったんだろうな。
人によっては約1か月分のお給料だもんね。
それだけ仕事の内容もハードだったんだろうな。
そんなお店で長く働いていたなんて、あの子たちってやっぱりすごい。
私は改めてぽっぽちゃんとしぃさんを尊敬した。
- 217 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 07:45:26.77 ID:hsMJFsPY0
- (・Ω・)「どうする?すぐ次いける?」
私を指名してくれたお客様が来店しているらしい。
ξ゚听)ξ「はい、大丈夫です」
私は仕事に戻った。
- 224 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 07:48:30.34 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「いらっしゃいませ」
(*'A`)「やぁ」
それは久しぶりに見る顔だった。
ξ゚听)ξ「…どうした…の?」
(*'A`)「やっと来れたよ、会いたかったー」
他の女の子に心変わりしてしまったと思っていたお客様が、私のところに戻ってきてくれた。
ξ゚听)ξ「ありがとう…」
私はあんなことがあったばかりだったので、嬉しさで胸がいっぱいになった。
- 249 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 07:53:07.16 ID:hsMJFsPY0
- (*'A`)「これこれ、はいプレゼント」
包みを開けると、小さくて可愛らしい蝶のブローチが出てきた。
ξ゚听)ξ「あり…がと…」
私は思わず泣いてしまった。
この仕事は、辛い時もあるけれど、時々こうやって優しいお客様に巡り合う事もできる。
- 263 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 07:56:15.69 ID:hsMJFsPY0
- (;'A`)「え?なんで泣いてるの?どうしたの?」
ξ゚听)ξ「なんだか嬉しくって」
(*'A`)「そっか、それより今日はドックンのえっちーって言ってくれない?」
ξ゚听)ξ「………」
私の感動を返せ。
ξ゚听)ξ「ドックンのえっち───!!!!」
(*'A`)「ああーん」
私は大声で叫んでやった。
(*'A`)「だから違うってば、ベットで言って欲しかったんだって…」
わかってたわよ、そんな特徴のあるお願い、忘れられなかったわよ。
全くもう。
いつもきんもーっ☆なんだから。
でも………ありがとうね。
- 283 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 08:01:07.05 ID:hsMJFsPY0
- 次の日、お店に行く前にしぃさんと待ち合わせをして旅行の代金を渡した。
(*゚ー゚) 「確かに250万円ね」
ξ゚听)ξ「よろしくお願いしますね〜」
(*゚ー゚) 「後で領収書持ってお店に行くから」
ξ゚听)ξ「はーい、じゃあ仕事行ってきまーす」
私はお店に向かった。
- 298 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 08:05:22.42 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「え?クビ?」
(・Ω・)「そう」
ξ゚听)ξ「この前のことですか?あれなら…」
(・Ω・)「違うよ」
ξ゚听)ξ「じゃあ何でですか?指名も増えてきたし、私頑張ってます」
(・Ω・)「君、病気だろう?」
ξ゚听)ξ「え……」
- 315 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 08:07:33.90 ID:hsMJFsPY0
- (・Ω・)「君が接客したお客様から電話があってね、クラミジアに感染したっていうんだよ」
ξ゚听)ξ「そんな、私ちゃんとお薬飲みました!」
(・Ω・)「やっぱり覚えがあるのか」
ξ゚听)ξ「あ…」
(・Ω・)「お客様の勘違いかと思っていたんだが、同じ電話が3件もあったんだよ」
ξ゚听)ξ「そんな…」
(・Ω・)「どっちにしろ、病気を知ってて長期休暇もとらないような子はうちの店にはいらない」
ξ゚听)ξ「……」
(・Ω・)「荷物をまとめて帰りなさい」
- 338 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 08:11:37.31 ID:hsMJFsPY0
- ボーイさんに見張られるように付き添われて、私は控え室とロッカーの荷物をまとめた。
ξ゚听)ξ「長い間お世話になりました」
そして簡単な挨拶をして、お店を後にした。
ξ゚听)ξ「どうしよう…とりあえず家に帰ろう」
私はたくさんの荷物を何度も落としそうになりながら、歩いて家まで帰った。
- 350 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 08:15:47.39 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「そういえば!」
今日、しぃさんがお店に領収書を持ってくるとか言ってたっけ。
どうしよう?
クビになっちゃったから私、もうお店には行けない。
私はしぃさんの携帯に電話をかけてみた。
キタちゃんのことがあったから、私はしぃさんとぽっぽちゃんの連絡先だけはしっかり聞いた。
ξ゚听)ξ「連絡取れなくなったら大変だもんね」
しぃさんの携帯は留守電だった。
- 365 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 08:18:18.12 ID:hsMJFsPY0
- それから何回もかけ直してみたが、結局朝まで電話が繋がることはなかった。
ξ゚听)ξ「まいったなー、お店に行っちゃったのかなぁ」
お店に行ったなら私がクビになったことも聞いたはずだ。
それなら向こうから電話がかかってくるに違いない。
ξ゚听)ξ「なんかあったのかな?」
私はそのことはさほど気にせず、とにかく病院に検査に行くことにした。
- 385 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 08:22:21.12 ID:hsMJFsPY0
- / ,' 3「検査の結果は1週間後。でも喉がちょっと腫れてるから念のためフェラチオは避けてね」
ξ゚听)ξ「大丈夫です、働いてませんから」
言わなくてもいいのに、ついそう言ってしまった。
先生ちょっとビックリしてたなー。
でもなんかスッキリしちゃった。
そっかそういえば私、いま無職なんだ。
ξ゚听)ξ「さぁーて、今日はどうしよっかなー」
私は久しぶりにショッピングに行くことにした。
- 407 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 08:26:58.42 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「なんか街並みが変わったなぁ」
私は久しぶりの若者の街に、少し驚いた。
ずっと風俗街にばっかりいたんだもの、仕方ないわよね。
ξ゚听)ξ「旅行もあるし、しばらくは仕事のこと忘れて遊ぼっと」
( ゚∀゚)「おっぱい!おっぱい!」
私が元気を出そうとしているのに、向こうから変な人が歩いてきた。
ξ゚听)ξ「…逃げようかしら」
- 420 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 08:31:06.63 ID:hsMJFsPY0
- しかしその男は大声でおっぱいと叫んでいるだけで、何も害はなさそうだった。
ξ゚听)ξ「目だけは合わさないようにしよう」
私がその男の横をうつむいて通り過ぎようとすると
ξ゚听)ξ「あ」
('A`)「あ」
ドックンに会った。
- 446 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 08:35:10.69 ID:hsMJFsPY0
- ( ゚∀゚)「あれ?ドクオこのおっぱいと知り合い?」
さっきの変な人が言う。
何?
人のことおっぱいって。
それにドックン、この人の知り合いなのかしら?
('A`)「ああ、知り合いですよ」
( ゚∀゚)「おっぱい?」
('A`)「はい、おっぱいです」
なんなの?
なんでこれで会話が通じるの?
( ゚∀゚)「おっぱいおぱい」
('A`)「先輩が一緒にご飯でもどうですかって言ってるけど、どう?」
ξ゚听)ξ「いいけど…」
今のは聞き間違いかしら?
食事を誘ってるようには聞こえなかったけどなぁ。
- 466 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 08:39:37.52 ID:hsMJFsPY0
- ( ゚∀゚)「おっぱいぱいぱい?」
レストランに入っても、その男はおっぱいしか言わなかった。
('A`)「コーヒーでいいよね?」
なのにドックンには通じているらしい。
ξ゚听)ξ「ええ…」
謎だ。
- 484 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 08:41:56.63 ID:hsMJFsPY0
- ( ゚∀゚)「おっぱい今すぐおっぱい!」
(*'A`)「やめて下さいよー、それは秘密です」
私には2人の会話がわからない。
聞こえているのに、しかもそれは日本語なのに全く意味がわからない。
(*'A`)「そんなんじゃないよな?俺たち」
そんなんってどんなんよ。
意味がわかんないから答えられないわよ。
( ゚∀゚)「おぱ?ぱい?おつ」
(;'A`)「その話は本当にやめて下さい」
あれ?
ドックンが本気で焦ってる。
- 505 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 08:45:11.96 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「ねぇ、先輩なんて言ったの?」
(;'A`)「あのさ、ほら、この前…いやいいよ」
ドックンが何かを隠そうとしている。
( ゚∀゚)「おぱおぱおぱおぱおぱおぱーい」
(;'A`)「何で言っちゃうんすか!彼女に聞こえたじゃないすか!」
いや、聞こえても意味はわかりませんが。
(;'A`)あー、もう。じゃあちゃんと話すね」
ξ゚听)ξ「うん、お願い」
- 524 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 08:48:29.29 ID:hsMJFsPY0
- (;'A`)「嫌わないでね、俺…実は性病にかかっちゃったんだ」
ξ゚听)ξ「え…」
(;'A`)「ごめん、君にうつしたらいけないと思って、だからしばらくお店に行かなかったんだ」
ξ゚听)ξ「そう…」
(;'A`)「実はこの先輩、激安ヘルスとか激安ヤバクラとかが好きでさ」
ξ゚听)ξ「激安ヤバクラ?」
(;'A`)「あ、2人の中で500円ピンサロのこと、そう呼んでるんだ」
ξ゚听)ξ「500円…」
(;'A`)「そこに1回無理やり連れて行かれて、その時感染しちゃったらしいんだ」
ξ゚听)ξ「そう…」
- 541 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 08:52:16.97 ID:hsMJFsPY0
- 私だ。
私がドックンにうつしちゃったんだ。
すごく感謝してたのに。
優しくて大好きなお客様だったのに。
ごめんなさい。
どうしよう。
ξ゚听)ξ「それでもう治ったの?」
(*'A`)「もう完治したよ、だから君のところに行ったのさ」
ξ゚听)ξ「それなら良かった…」
治ったんだ、良かった。
- 572 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 08:58:37.16 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「ところで、お店お店って先輩の前で言って大丈夫?」
('A`)「うん、この先輩そういうの気にしないから」
( ゚∀゚)「おっぱい!」
ξ゚听)ξ「ああそうですか」
私は適当に聞き流した。
('A`)「それより君こそ大丈夫?」
ξ゚听)ξ「なにが?」
('A`)「さっきから先輩が大声で君のことソープ嬢だって騒いでるからみんな見てるよ」
ξ゚听)ξ「な、なんですってー!!!!!!!」
- 599 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 09:04:56.07 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「はぁはぁ…」
私はお店を飛び出して走って逃げてきた。
なんでこの街の人にはあの言葉が通じるの?
最近のはやりなのかしら?
ξ゚听)ξ「しばらく来ないうちに変わったわ…」
私は息が落ち着くまでベンチに座ることにした。
- 601 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 09:06:00.66 ID:hsMJFsPY0
- ピリリリリリ
少し休んでいると、携帯電話が鳴った。
ξ゚听)ξ「はい」
疲れていた私は着信の画面も見ずに出る。
(*゚ー゚) 「ツンちゃん今どこー?」
電話の相手はしぃさんだった。
- 614 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 09:08:38.69 ID:hsMJFsPY0
- 私はしぃさんに昨日お店をクビになったことを話した。
するとしぃさんは驚いて、今から一緒に食事をしようと言ってくれた。
領収書も受け取りたかったけど、さっきの男の事で疲れていた私は
ξ゚听)ξ「明日でいいですか?」
食事をするのは明日にしてもらって電話を切った。
ξ゚听)ξ「あれ?なんでしぃさんお店に行ったのに私がクビになったこと知らなかったんだろ?」
私は不思議に思ったが
ξ゚听)ξ「ま、いっか」
そのまま家に帰って寝た。
- 626 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 09:12:44.09 ID:hsMJFsPY0
- しぃさんとの約束の時間の2時間前に目を覚ますと、なんだか体中が痛かった。
ξ゚听)ξ「昨日久しぶりに走ったせいだわ」
それにしても、あんな大声でソープ嬢だってばらさなくてもいいじゃない。
それに今は無職ですもんねーだ。
ξ゚听)ξ「……おっぱい!」
ばかばかしい!!
どうしてこれがソープ嬢って聞こえるのよ。
私は着替えて約束の場所へと向かった。
- 637 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 09:15:40.90 ID:hsMJFsPY0
- ……約束の時間は2時間も過ぎた。
しぃさんは来ない。
ξ゚听)ξ「どうしたのかなー?電話も繋がらないし」
そういえばこの前もお店にも行ってなかったみたいだし、何かあったのかな?
私はしぃさんのことが心配になって、ぽっぽちゃんに電話をかけてみた。
- 646 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 09:17:48.78 ID:hsMJFsPY0
- (*‘ω‘ *)「はいもしもーし」
良かった、ぽっぽちゃんには通じた。
ξ゚听)ξ「もしもし、ツンだけど、しぃさんと連絡が取れないの」
(*‘ω‘ *)「そうなのー?じゃあ私も電話かけてみるねー」
ξ゚听)ξ「電話はずっと繋がらないんだけど…」
(*‘ω‘ *)「もう1個の携帯にかけてみるよー」
ξ゚听)ξ「あ、う、うん。お願い」
しぃさんもう1つ携帯持ってたんだ。
知らなかったな。
- 649 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 09:18:27.06 ID:hsMJFsPY0
- それからもう2時間待ってみたけど、しぃさんは来なかったので私は家に帰った。
ξ゚听)ξ「電話も繋がらないし…はぁ」
しぃさんのことはぽっぽちゃんに任せてもう寝よう。
私は疲れていたようで、目を閉じるとすぐに眠りについた。
- 663 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 09:25:16.70 ID:hsMJFsPY0
- ピリリリリリリ
深夜、私は携帯の音で起こされた。
ξ--)ξ「はい……もしもひ?」
電話 「ツンちゃん?オレオレ」
ξ゚-)ξ「どちら様ですか?」
電話 「1回指名したことあるんだけど覚えてないかなー?」
ξ゚-)ξ「すみませんがお名前を教えていただけますか?」
電話 「いや、覚えてないんならいいや、また店行くからさー」
ξ゚听)ξ「あ、大変申し訳なのですが、あのお店は辞めてしまいました」
- 665 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 09:26:36.65 ID:hsMJFsPY0
- 電話 「マジで…今どこの店にいるの?」
ξ゚听)ξ「まだ決まってません」
電話 「そっかー、じゃあまた電話するからそのとき新しい店教えてねー。じゃーねー」
一方的にその電話は切れた。
ξ゚听)ξ「誰だったのかしら?あんな若いお客様いたっけ?」
少し疑問に思ったけれど、眠かったので私はまたすぐに寝てしまった。
- 682 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 09:32:12.09 ID:hsMJFsPY0
- 朝になって目が覚めると、昨日より体が痛くなっていた。
ξ゚听)ξ「筋肉痛が後から来るなんて年をとった証拠だわ」
私は足を軽くマッサージして、朝ご飯を食べた。
ξ゚听)ξ「さて、今日も1日なにしよう?」
今日も何も予定が無い。
本当は旅行のために早く仕事を探さないといけないのだけど
筋肉痛がひどかったので、私は1日寝ることにした。
ξ゚听)ξ「今まで頑張りすぎてたから疲れがたまってるわぁー」
私はすぐに眠りにおちた。
- 688 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 09:33:31.08 ID:hsMJFsPY0
- 目が覚めるともう陽がおちていて、部屋は真っ暗だった。
ξ゚听)ξ「電気つけなきゃ」
私が立ち上がって電気のスイッチを探していると携帯が鳴った。
私は暗い部屋の中で電話に出た。
(*‘ω‘ *)「…もしもし」
電話の相手はぽっぽちゃんだった。
- 694 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 09:34:28.88 ID:hsMJFsPY0
- 部屋の電気を探しながらぽっぽちゃんの話を聞く。
なんだか声が暗い。
(*‘ω‘ *)「…しぃから電話来た?」
ξ゚听)ξ「来てないけど?」
しぃ?
いつもしぃちゃんって呼んでたのにな。
どうしたのかな。
- 702 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 09:36:15.27 ID:hsMJFsPY0
- 電気電気……どこだったかなー
部屋が暗くてスイッチが全く見えない。
(*‘ω‘ *)「あの子、お金持ち逃げしたよ」
ξ゚听)ξ「!!!!!!」
私の手がやっとスイッチに触った。
- 728 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 09:38:23.16 ID:hsMJFsPY0
- ξ゚听)ξ「なに…?どういうこと?」
(*‘ω‘ *)「ツンちゃんお金預けたでしょ?」
ξ゚听)ξ「う、うん。250万全部預けた」
(*‘ω‘ *)「…あたしも預けたんだよね」
ξ゚听)ξ「……」
(*‘ω‘ *)「あたしのところに今日、領収書持ってくるって言ってたのに全然来ないし連絡もつかないから
旅行会社に問い合わせてみたの。そしたら旅行はキャンセルになってますって言われた」
ξ゚听)ξ「……」
(*‘ω‘ *)「しぃの彼氏の電話も通じなくなってるし」
ξ゚听)ξ「しぃさん彼氏いたんだ…」
(*‘ω‘ *)「うん」
私は部屋の電気をつけられないまま呆然としていた。
- 751 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 09:40:55.66 ID:hsMJFsPY0
- (*‘ω‘ *)「ツンちゃんはどうする?」
ξ゚听)ξ「…どうするって言われても…」
(*‘ω‘ *)「私は知り合いに頼んでちょっと探してもらってる」
ξ゚听)ξ「そう…私にはそんな知り合いいないし…どうしよう…」
(*‘ω‘ *)「見つかったら連絡するから」
ξ゚听)ξ「う……うん」
最初は暗かったぽっぽちゃんの声が、だんだんと怒っていくのがわかった。
私、これからどうしよう?
しぃさんがお金を持ち逃げ?
嘘でしょう?
私の夢の豪華客船は暗礁に乗り上げてしまった。
【ξ゚听)ξがソープ嬢になったようです】 第6話 完
- 777 名前:ツンソープ6 ◆MSf3aMYBGM 投稿日:2006/02/23(木) 09:43:58.18 ID:hsMJFsPY0
- 眠さと疲れと、話を複雑にしてしまったせいで6話で完結しませんでしたー!
ごめんなさい。
最後は決まっているので一気に書きたい気持ち半分。
少し休憩をとってからリラックスして書きたい気持ち半分。
でも興奮しててきっと寝れない。
でも寝ないと説明文とかどんどん省いていってしまう。
どうしよう\(^o^)/
お付き合いくださったみなさん、ありがとうございました。